青森県下北半島にある日本三大霊山【恐山(おそれざん)】が想像以上に極楽浄土だった話
探訪日:2017/5/20 更新日:2018/3/21
昨年の話になりますが、日本三大霊場の一つ「恐山」に行ってきた時の話です。
主に東日本の神社や寺等、数は少ないですが巡り歩きましたけど、ここ恐山は雰囲気がガチでパワースポットと言われて何ら不思議じゃない場所でした。
- 探訪日:2017/5/20 更新日:2018/3/21
- 日本の三大霊山は・・・。
- 恐山(おそれざん)とは
- 恐山(おそれざん)【概要&アクセス】
- 恐山(おそれざん)【位置情報MAP】
- 【恐山(おそれざん)】菩提寺
- 【恐山(おそれざん)】地獄道
- 【恐山(おそれざん)】極楽浜(宇曽利湖)
- 【恐山(おそれざん)】震災慰霊塔
- 【恐山(おそれざん)】まとめ
日本の三大霊山は・・・。
- 恐山(青森県)
- 比叡山(滋賀県)
- 高野山(和歌山県)
恐山(おそれざん)とは
「人は死ねば、お山(恐山)さ行ぐ。」下北の人々はそう言い、この山に深い祈りを捧げてきました。「この世」にいながら「あの世」に近づける場所とされています。
霊界と俗界を隔てる三途の川にかかるのは、朱塗りの太鼓橋。罪人にはここが針の山に見えて、渡ることが出来ないと言われています。無事に渡り、境内に足を踏み入れると、今度は荒涼とした岩場と立ち込める硫黄臭が、参拝者を待ち受けます。血の池地獄や無間地獄など、あらゆる名前の付いた地獄や賽の河原をめぐり、やがてたどり着いた宇曽利山湖の白い砂浜は、まさに極楽浄土。参拝者は死者の冥福を祈りながら、静かに手を合わせる。
開山は貞観4年(862)、慈覚大師円仁によると伝えられています。天台宗の修験道場として栄え、長禄元年(1457)いったん廃寺となりましたが、享禄3年(1530)に再興されました。霊場として知れ渡り、全国から参拝者が集まるようになったのは、戦後のことです。
本尊は延命地蔵菩薩。地蔵菩薩は人間のさまざまな苦しみを救ってくれる仏。下北地方には古くから大漁や五穀豊穣、無病息災といった現世利益を願う「地蔵講」の習わしがあり、庶民の地蔵信仰が厚い。それが、今日の恐山信仰につながっているとされています。
恐山(おそれざん)【概要&アクセス】
【概要】
- 入山料/500円(駐車場無料)
- 開門時間/6:00~18:00
- 恐山大祭/例大祭:7月20日~7月24日・秋詣り:体育の日を最終日とする土・日・月曜日
- 休山日/11月~4月
- 問合せ/恐山寺務所 0175-22-3825・宿坊 0175-22-3826
【アクセス】
- JR大湊駅より車で約30分
- 下北駅から恐山行き直通バスで43分
- むつ市中心部から車で約25分
- 八戸市中心部から車で約2時間40分
- 東北自動車道青森東ICより車で約2時間30分
自分が訪問した時は観光バスが多く駐車されていました。地獄めぐりツアーでもあるんでしょうかね。
恐山(おそれざん)【位置情報MAP】
【恐山(おそれざん)】菩提寺
それでは入山料500円を払って入山。目の前に大きな門が見えました。こちらは天台宗を開いた最澄の弟子である円仁(慈覚大師)によって開山されたもののようです。
そしてかなり古風な欄間(らんま)です。当時はサクラクエストを連想してつい写真に収めていたようです。
【恐山(おそれざん)】地獄道
お参りをすませ、いざ地獄へと。まさに冥界のような風景です。他の一般的な寺院と比べると異質ですね。
途中硫黄の川も流れていました。調べたら普通に酸性らしいです。恐ろしや。
【恐山(おそれざん)】極楽浜(宇曽利湖)
地獄道を抜けるとまさに極楽浄土でした。 結構歩いたので吹く風が心地良かったです。
【恐山(おそれざん)】震災慰霊塔
こちら東日本大震災の追悼の石碑です。背面に無数の手形があり怖いような、見方によっては背中を押されているような、少し考えさせられます。
【恐山(おそれざん)】まとめ
あらためて記事を作成してても、独特の空気感があって圧倒されたのを思い出しました。 こうなると他の霊場も気になっちゃいますよね|д゚)
とても良き所でした。(Rewrite風)
折り返しの途中にある展望台に登って終了です。
以上です。